日本塑性加工学会・学会大賞受賞 日本鍛圧機械工業会・MF技術大賞受賞(2012年度)
日本塑性加工学会・学会大賞受賞(2012年度)
2012年度、日本塑性加工学会・学会大賞を、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社様と共同で、受賞いたしました。
受賞内容 インライン生産を実現する複動1ストロークプレスの実用化
祝辞の御言葉
東京都立大学名誉教授
元日本塑性加工学会会長 西村尚 様-
(社)日本塑性加工学会は産学連携でものづくりの基本である、プレス、鍛造などの塑性加工を研究開発する学会です。
当学会は年に1度優秀な学術研究と産業技術を表彰しています。
その中で、最高の賞が「日本塑性加工学会大賞」です。
その年の最優秀賞で大学が1件、企業が1件選ばれます。
森鉄工(株)さんの開発技術は21世紀最高のプレス技術として認められました。
日本鍛圧機械工業会・MF技術大賞受賞(2012年度)
弊社は、日本鍛圧機械工業会より、2012年度のMF技術大賞を、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社様と共同で、受賞いたしました。
受賞内容 複動5軸油圧プレスによるクラッチハブ加工
受賞内容概要
受賞内容の概要は、自動車用オートマティックトランスミッションのクラッチ部品の効率的な製造方法である。
オートマティックトランスミッションの世界最大手アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(愛知県)と共同で受賞。
従来の部品加工法では、6〜10工程分の金型を横に並べて全体に大荷重をかけて生産していたため加圧能力1000〜2000トンという大型の設備と工場空間が必要でありました。
この度、5軸複動油圧プレスを開発し、一つの金型内に多工程分の役割を持ったパーツを縦方向に配列して、プレスが1ストロークする中で他の複数の軸を動かして成形を完了させるワンショットフォーミング技術を確立しました。
総荷重を分散しプレス荷重を低減できたためプレス機が小型化(容積比1/20〜1/25)し、ピットレス構造となり次工程の切削加工ラインと直結できました。
これにより生産コスト25%低減、中間在庫75%低減、金型部品点数で30%の低減を実現しました。
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成形事例
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2,000kN複動5軸プレス